司法制度調査会医療部会のご報告(その1)
兵庫県医師会医療安全対策常任委員会 委員長 鈴木 克司 標記の件につきまして、本会医療安全対策特別委員である川崎志保弁護士(藤田・川崎法律事務所(姫路市))より下記のとおり情報提供がありましたので、お知らせ致します。 医療関係訴訟は複雑で、審理も長期化になりがちなことから、裁判所・患者側弁護士・病院側弁護士が各人の立場から望ましい訴訟遂行について協議することが有用であるとし、過般、「司法制度調査会医療部会」が発足され、この度その第1回(テーマ「証拠保全手続」)が開催されました。主催は、神戸地裁の本庁と兵庫県弁護士会の本部であり、藤田・川崎法律事務所は、病院側代理人として多くの裁判を担当している実績に基づき、裁判所から事実上の指名を受け、出席されたとのことです。 記 第1回(テーマ「証拠保全手続」) 証拠保全とは、訴訟前に、当該患者に関する診療記録の検証をする手続です。電子カル